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2019.02.25

産後の体調不良に「芎帰調血飲第一加減」

カテゴリ:漢方

今日は、曇り空が広がっている横浜です。
今週は、予報では雨が降る日が多いみたいですね。

さて、今日は「産後の体調不良」について書いていきたいと思います。

中医婦人科学には「産後病」という章があり、産後に伴う疾病を重視しています。
そこには、「分娩において体力を消耗し、妊婦の元気が損なわれ、正気も減退し、産後疾患にかかる」とされています。

産後病の発病には、3タイプあります。

  1. 出血過多から、気血が大いに不足したタイプ
  2. 産後にいらなくなった血が外に出ず停滞したタイプ
  3. 産後に体力が低下して外邪を受けやすくなったタイプ

ただし、これらのタイプは単独で起こることは少なく、複数絡んでいることが多いです。

産後病の治療は、「産後にこだわることなかれ。また、産後を忘れることなかれ」と言われています。
普段どおり症状に合わせて治療を考えつつも、産後特有の症状も頭に入れて漢方を選ぶことが大事になってきます。

例えば、普段ならば気を発散させたい症状でも、産後は気を消耗しているので、発散し過ぎないように気を補うことにも考慮するといったことです。




当店のお客さまで、「妊娠する前は元気だったが、産後は今ひとつ体調がすぐれない」という方がいらっしゃいました。

具体的な症状では、眠りが浅く夜中に3回以上は起きたり、めまいや立ちくらみがしたりするとのことでした。
精神面では、イライラしたり、寂しくなったり、孤独を感じることが多いとのことでした。

妊娠、出産、授乳は、漢方でいう生命力の源である「気・血・津液」を大量に消耗します。
特に、産後は気血の不足(気血両虚)から、体調不良になったり、精神的にも不安定になったりしやすいです。

そういった産後の体調不良におすすめの漢方薬があります。


芎帰調血飲第一加減(きゅうきちょうけついんだいいちかげん)


産前産後の漢方薬として、妊娠中は当帰芍薬散、産後は芎帰調血飲第一加減が挙げられ、芎帰調血飲第一加減は「産後の聖薬」と言われています。

産後は、血を大量に消耗するため、血を補い血の巡りを良くする生薬が中心になっています。
その補助として、気の巡りを改善する生薬や胃を健やかにする生薬、からだを温める生薬といった、
21種類ものたくさんの生薬から構成されています。




産後の体調不良で悩まれていたお客様に「芎帰調血飲第一加減」を服用していただいたところ、少しずつ眠りが良くなってきました。
眠りが深くなると精神的にも落ち着いてくるようになり、イライラや孤独感が軽減されました。
また、血が増えてきたため、めまいや立ちくらみになることも少なくなり、「元気が出てきました」と喜ばれました。

産後に、きついお薬を飲むのはためらわれるかと思います。
からだに優しい漢方でケアしながら、少しずつ元気な姿を取り戻していきませんか。

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