5月は爽やかで過ごしやすい季節のイメージですが、今年は暑いですね。東京都心では今日で10日連続の夏日となり、5月としては過去最長記録になったそうです。まだ暑さに慣れていない時期なので、どうぞご自愛くださいませ。
今日は「『瘀血(おけつ)』って何?」について書いていきたいと思います。
瘀血(おけつ)は漢方の体質のひとつで、血の流れが悪くなって滞っている状態です。
原因は元々の体質もありますが、体が冷える生活をしている、精神的なストレスを受けやすい、偏った食事をしている、運動不足(座る時間が多い)など様々です。
・手足が冷たい
女性の方は特に生理痛がひどい方が多いです。
他に生理の特徴としては
・生理が来そうと思ってもなかなか来ない
というものがあります。子宮筋腫や子宮内膜症は「瘀血(おけつ)」体質が絡んでいる方がほとんどです。
芎帰調血飲第一加減(きゅうきちょうけついんだいいちかげん)
生理痛で処方される漢方では「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」が多いですが、こちらは気や血が足らない方が飲むと補うものがないので、ますます症状が悪化してしまうことがあります。その点、「芎帰調血飲第一加減(きゅうきちょうけついんだいいちかげん)」は、実に21種ものたくさんの生薬から構成されていて、気や血を補い体を温めてくれるので、疲れやすくて血の巡りが悪く冷えているタイプの方におすすめです。
生理痛や手足の冷え、頭痛・肩こりなど瘀血(おけつ)の症状でお悩みの方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。
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冷えると生理痛がひどくなる
今日は「『瘀血(おけつ)』って何?」について書いていきたいと思います。
『瘀血(おけつ)』って何?
「瘀血(おけつ)」という言葉を初めて聞かれた方もいらっしゃるかもしれませんね。瘀血(おけつ)は漢方の体質のひとつで、血の流れが悪くなって滞っている状態です。
原因は元々の体質もありますが、体が冷える生活をしている、精神的なストレスを受けやすい、偏った食事をしている、運動不足(座る時間が多い)など様々です。
瘀血(おけつ)の症状
・手足が冷たい
・頭痛や肩こりがおきやすい
・シミやあざ、目の下のクマが出来やすい
・舌の裏側に紫色の静脈が見える
女性の方は特に生理痛がひどい方が多いです。
他に生理の特徴としては
・生理が来そうと思ってもなかなか来ない
・生理が始まる頃から1~2日目が特に痛みがひどい
・出血は生理が始まった時は少なく、数時間後から多くなる
・だらだらと出血が続きやすい
・経穴の色は暗い赤で、粘り気がある
・レバーのような塊が出やすい
というものがあります。子宮筋腫や子宮内膜症は「瘀血(おけつ)」体質が絡んでいる方がほとんどです。
瘀血(おけつ)の養生法
体を冷やさないようにしよう
瘀血(おけつ)の方は体が冷えている方が多く、冷えると血の巡りが悪くなります。シャワーではなく、お風呂に入って体を芯から温めましょう。生足など素肌をさらすのは極力避けて、特に夏は冷房の風から身を守りましょう。長時間同じ姿勢を取らないようにしよう
座りっぱなしの生活は下半身の血を滞らせて瘀血(おけつ)を悪化させてしまいます。デスクワークの方もなるべく座りっぱなしは避けて、トイレへ立つなど意識するようにしましょう。ストレッチをするなど軽い運動も効果的です。瘀血(おけつ)におすすめの食べ物
ナス、チンゲンサイ、ニラ、パセリ、紅花、シナモン、酢などの血行を良くする食材、納豆・酒粕などの発酵食品、青魚(イワシ、サバ、サンマなど)がおすすめです。瘀血(おけつ)の方におすすめの漢方薬
芎帰調血飲第一加減(きゅうきちょうけついんだいいちかげん)
生理痛で処方される漢方では「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」が多いですが、こちらは気や血が足らない方が飲むと補うものがないので、ますます症状が悪化してしまうことがあります。その点、「芎帰調血飲第一加減(きゅうきちょうけついんだいいちかげん)」は、実に21種ものたくさんの生薬から構成されていて、気や血を補い体を温めてくれるので、疲れやすくて血の巡りが悪く冷えているタイプの方におすすめです。
生理痛や手足の冷え、頭痛・肩こりなど瘀血(おけつ)の症状でお悩みの方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。
◇こちらの記事もおすすめです◇
冷えると生理痛がひどくなる