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2019.08.12

夏に起こりやすい症状とおすすめの漢方

カテゴリ:漢方

お盆休みに入られた方も多いかと思いますが、お元気にお過ごしですか。適度に水分を取りながら、素敵に夏を楽しんでくださいね。台風も近づいていますので、今後の進路にお気をつけください。当店は、お盆期間中でも営業していますので、お気軽にご来店ください。



さて、連日の猛暑で、「夏バテ」のご相談が多くなっています。特に、今年の夏は例年に比べて湿度が高く、食欲不振やからだがだるいといった不調がよく見られます。これらは、高い気温や湿度、冷たい食べ物の摂りすぎで脾胃(胃腸)が弱っていることが原因であることが多いです。

また、環境や周囲の出来事に対して敏感に反応してしまう「HSP」や「HSC」の方は、元々気が足りない「気虚」の方が多いので、気を消耗しやすい夏は不調になりやすい季節でもあります。

夏の不調には漢方薬がおすすめです。今回は、夏に起こりやすい症状とおすすめの漢方をご紹介します。


夏に起こりやすい症状とおすすめの漢方



1、疲れやだるさに「補中益気湯」

夏バテに用いられる代表的な漢方薬です。
疲れやだるさが強い場合は、第一選択になります。また、夏になると食欲が落ちてやせてしまう「夏やせ」にも用いられます。寝汗や多汗でお悩みの方にもおすすめです。熱感がある場合は「清暑益気湯」の方が適しています。


2、食欲不振に「香砂六君子湯」

胃腸が弱い方で、食欲がなく、食が進まず胸がつかえるような方、胃に水分の停滞や胃部振水音があり、悪心や嘔吐のある方に適しています。
六君子湯は、胃腸に元気を与えながら停滞した水分の代謝を助ける漢方薬です。香砂六君子湯は、胃腸の機能や湿邪を取り除く機能を高めた「スーパー六君子湯」と位置づけられています。


3、発汗による消耗、息切れに「生脈散」「清暑益気湯」

汗は気(エネルギー)と津液(水)からなるとされ、多汗ではその両方を急激に消耗します。そのため、暑い場所での作業、スポーツやレジャーの前後には水分やミネラル補給に加えて、気を補い、からだを潤す漢方薬がおすすめです。発汗により消耗した気と津液を補うためには「生脈散」、さらに熱感が強い場合は「清暑益気湯」が適しています。

ただ今、「生脈散」のサンプルを配布しておりますので、ご来店の際はどうぞご遠慮なくお申し付けください。


4、下痢、胃腸風邪に「藿香正気散」

湿度が高くなると胃腸の調子を崩し、下痢になりやすい方に。体表と体内(胃腸)のどちらの湿邪も除くことが出来るので、いわゆる「夏風邪」にともなう下痢にも適しています。
下痢、嘔吐から、胃腸風邪、水あたり、食あたりまでいろいろな夏の症状にお使いいただけます。旅行(特に多湿な地域)のお供にもおすすめです。



以上、夏に起こりやすい症状とおすすめの漢方をご紹介しました。症状や体質によって合う漢方薬は違ってきますので、夏の不調でお悩みの方はどうぞお気軽にご相談くださいね。

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