働く世代やHSPの漢方相談|横浜の漢方カウンセリング「がじゅまる」

twitter instagram
045-567-8760

ブログブログ

2023.02.09

花粉症は予防が大切、 体のバリアを強くしよう!

カテゴリ:養生法

立春が過ぎ、暦の上では春になりました。ただ、関東では明日は雪が降る予報も出ています。寒暖差が激しい季節ですので、どうぞ体調管理にお気を付けくださいね。



さて、今日は『花粉症は予防が大切、体のバリアを強くしよう!』について書いていきたいと思います。


花粉症は予防が大切、体のバリアを強くしよう!

体のバリアが弱いと花粉症になりやすい

暖かくうららかな春先に、鼻がグズグズしていると憂うつな気持ちになってしまいますね。
漢方で花粉症は、スギやヒノキ花粉など外側からの影響だけではなく、体の内側の免疫力が大きく関わっていると考えられています。

「気」は体のエネルギーと考えられています。その気の働きのひとつに「防衛作用」があり、体にバリアを張って花粉やウイルスなどを侵入させないようにします。これが弱いと、体表のバリアが弱くなるため簡単に邪気が入ってきて、花粉症にもかかりやすくなります。

漢方で花粉症には様々な原因があると考えられているのですが、その中でも気の不足が原因で花粉症になっている方が多いです。特にHSPの方は日常的に気を消耗しやすいので、比較的花粉症にもなりやすいです。

鼻がつまって熟睡できなかったり、くしゃみを続けるので疲れがたまるなど花粉症に伴う不調も重なりやすく、花粉症のせいで仕事に集中できない、一日中他人の目が気になってしまうなど、精神的にストレスを抱えてしまう方も……。毎日の食生活の見直しが花粉症予防につながります。



花粉症を軽くするセルフケア

①刺激物を控えて、温野菜を中心に


気の不足から花粉症になりやすい方は、気を補う穀物・イモ類・豆類や温野菜を中心にした食事にして、脂っこいもの、味の濃いもの、甘いもの、唐辛子やわさびなどの刺激物を控えましょう。花粉症の症状が出ない時期に、ビールや清涼飲料水などの冷たい飲み物や食べ物、生ものを避けることも予防につながります。

②マスクにアロマを1滴垂らして


花粉が飛ぶ季節には、マスクの内側にペパーミントやユーカリ、ティートリーなど、鼻やのどのトラブルによいアロマを垂らすと辛い症状を緩和できます。家にいるときは、アロマをお湯に入れて湯気と一緒に広がる香りを嗅ぐのも、スーッと鼻の通りが良くなりおすすめです。

③鼻づまりに効果的な鼻のマッサージ


せっかく寝ようと思っているのに、鼻がつまっていると辛いですよね。鼻がつまっているときは、鼻の付け根から小鼻にかけて人差し指と中指で軽くさすりましょう。鼻の血行を良くして鼻のとおりを良くします。また、鼻がつまっているときはつまっている側を上にして横になって眠ると、つまりがとれやすくなります。



「花粉症」におすすめの漢方薬の一例 

「玉屏風散(ぎょくへいふうさん)」 少しの温度変化にも弱く、毎年花粉症になる方の予防に。
「麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)」 体が冷えていて、くしゃみや鼻水をともなう方に。
「麗沢通気湯加辛夷(れいたくつうきとうかしんい)」 花粉症や副鼻腔炎、嗅覚障害など鼻のトラブルに。

当店では、あなたの体質に合った漢方薬をお選びいたしますので、もし花粉症でお悩みの方はどうぞお気軽にお問い合わせください。

◇こちらの記事もおすすめです◇
HSPのお悩み:季節の変わり目が苦手(気象病)

ブログトップへ戻る