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2019.09.09

女性にとって、特に大切な「血(けつ)」

カテゴリ:養生法

昨日の夜から今日の朝にかけて、台風が猛威をふるっていた横浜です。皆さんのところは大丈夫でしたでしょうか。この後も北上を続けていくそうなので、進路の地域の方はくれぐれもお気を付けください。また、関東では猛暑日の予報が出ていますので、熱中症にならないようにご注意ください。




さて、今日は、女性にとって特に大切な「血(けつ)」についてお話したいと思います。


なぜ、女性にとって「血」は大切なのでしょうか?

女性は、生理により「血」を消耗しやすく、また妊娠や出産・授乳でも大量の「血」を必要とするため、「血」の不足による不調を抱えている方が大勢いらっしゃいます。毎日、仕事や家事、育児に追われてかたよった食事が続いたり、睡眠不足や運動不足で「なんとなく不調」を感じていませんか。

漢方で、「血」の不足は「血虚(けっきょ)」といわれ、いわゆる「貧血」の状態になります。それは単に「血の量が足りない」だけではなく、「質の悪さ」が合わさったものになります。「血虚」になると以下の症状があらわれます。


・手足が冷えやすい
・疲れやすく、顔色が悪い
・肌が乾燥する
・クーラーが苦手で、夏でも冷える
・髪にツヤがなくパサついて、抜け毛が多い
・不安感が強く、気分が落ち込みやすい
・眠りが浅く、夢を見ることが多い


「血虚」の状態では、本来運ばれてくるはずの栄養素やホルモンがからだのすみずみまで届かないため、上のような不調があらわれることがあります。

例えば、髪の場合、中医学で髪の毛は「血余(けつよ)」といわれており、余った血で作られていると考えます。血が不足している状態では当然髪の毛は元気にならず、栄養も行き届かないのでツヤもなくなります。




「血」の質を上げましょう!

それでは、「質の良い血」を補うにはどうすればいいのでしょうか?
「質の良い血」とは、正常な赤血球が充分にあること、栄養・酵素・酸素が充分に含まれていることが挙げられます。

「血」の質を上げるために大切なものが日々の食事です。人のからだは、口にした食べ物で作られ、維持されています。したがって、好きなものだけ食べていたり、手軽なファストフードや加工食品、菓子パンなどの偏食をしていると、血の質を下げることにつながります。また、ダイエットにより肉や魚、卵などの良質なタンパク質を摂取する機会が減ることも「血」の質や量を低下させる原因となります。


「血虚」の方におすすめの食材

肉や魚をはじめ、「血」を補う働きのある食材はたくさんあります。その一部をご紹介します。


鶏もも肉・牛肉・レバー・卵・たこ・あさり・かき・たちうお・なまこ
人参・小松菜・黒ごま・ほうれん草・プルーン・レーズン・なつめ


理想の食事は、毎日規則正しく、栄養バランスの良いものを摂ることですが、食事を作るのが面倒だったり、忙しくてゆっくり食事をするのが難しい時もあると思います。そんな時は、せめて1日1回でも、肉や魚などの良質なたんぱく質が含まれている温かい食事をとることを心がけてみましょう。





食事だけでは血虚の症状が改善されない方には、不足した「血」を増やし、めぐりを良くし、からだを温める「婦人宝」をおすすめします。当店では、試飲もできますので、どうぞお気軽にご来店くださいね。

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