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2019.09.02

HSCに漢方がおすすめ~NHK「バリバラ」より~

カテゴリ:HSP

今日の横浜は、最高気温が33℃の予報が出ています。まだまだ暑さは厳しいですが、つくつくぼうしが鳴いていたり、百日紅の花が咲いているのを見ると、「あぁ、夏も終わりに近づいているんだなぁ」と感じます。



 

さて、このブログでは、HSP(Highly Sensitive Person=ひといちばい敏感な人)について定期的に書いています。

最近は、HSPも新聞やニュースで取り上げられることも多くなり、少しずつ認知が広がってきました。先日は、NHKの「バリバラ」という番組で、HSC(Highly Sensitive Child=ひといちばい敏感な子ども)について取り上げられていました。今回はその番組を見て感じたことや、HSCと漢方について書いていきたいと思います。

HSC(Highly Sensitive Child=ひといちばい敏感な子ども)とは?

HSCは、環境や周囲の出来事に対して敏感に反応してしまう子どものことを言います。5人に1人の割合(15~20%)で存在し、男女差はありません。音や光などの刺激を敏感に受けやすかったり、物事を深く考えたり、人の感情や場の雰囲気をいち早く察知したり、感受性が強く想像力が豊かといった特性があります。

HSCは、病気や障がいではなく生まれ持った「気質」を指しています。環境や育て方などで後天的に身につけるものではなく、もともと生まれつきの気質なので、治すものではありません。このような敏感な性質を「自分らしさ」ととらえて、伸ばしていくことがHSCにとって大切なことだと考えられています。

 

HSCは、とても疲れやすい

NHK「バリバラ」の番組で出演していた男の子は、学校から帰ってきて「給食の時間に友だち数人から話しかけられたが、全員には返事できなかったので、悲しい思いをさせてしまったのではないか」と、とても落ち込んでいました。ほかにも、運動会では、負けて悔しがっている子や転んで泣いている友だちを見ると、自分のことのように傷ついてしまうようです。このように、人の感情をとても繊細に感じとり共感しやすいので、学校ではとても疲れることが多いのだそうです。

人の感情を感じるだけではなくて、学校は大勢の人が集まる場でさまざまな刺激を感じることが多く、人ごみや騒音が苦手なHSCにとってひどく疲れる場所でもあります。HSPではないお父さんやお母さん、先生などは、なぜそんなに疲れてしまうのか理解ができないかもしれませんが、HSCの子どもは学校へ行くだけでも常に頭をフル回転させて、神経をすり減らしているような状態なので疲れやすいのです。

HSCの体調不良に、漢方をおすすめします

HSCは病気ではありませんが、ささいな刺激を敏感にキャッチしやすいため、疲れやすいのほか、眠れない、頭痛、腹痛といった症状を抱えやすいです。そのような体調不良でお悩みのHSCの方には、漢方をおすすめしています。

HSCは、薬にも敏感に反応しやすいため、副作用がでることもあります。その点、漢方薬は、主に天然の植物や動物、鉱物といった自然由来の生薬を使用しており、西洋の薬と比べて穏やかに効くものが多いため、薬に敏感なHSCの体質と相性がよいと感じます。

HSCといっても、さまざまな方がいらっしゃいます。当店では、HSCの方におひとりおひとり寄り添い、体調を長くサポートしております。疑問やご質問がありましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。

 

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