働く世代やHSPの漢方相談|横浜の漢方カウンセリング「がじゅまる」

twitter instagram
045-567-8760

ブログブログ

2019.05.20

中医学から見る「五月病」のタイプと養生法

カテゴリ:養生法

今日は、晴れたり曇ったりの一日の横浜です。今夜から明日にかけては、荒れたお天気になるみたいなので、天気の急変に十分お気を付けくださいね。



さて、今月から店先のPOPが「五月病」に変わりました。五月病のご相談は、ゴールデンウィークが終わってしばらく経ったこれからの時期から多くなってきます。特に、今年は10連休と大型連休になった方が多かったため、例年に比べて五月病になりやすい状況に思われます。今日は、その「五月病」について中医学から見ていきたいと思います。


五月病とは?

新年度の4月に入学や入社した新人が、5月の連休が終わった後になると現れる精神不安定な状態のことを言います。また、新入生や新社会人ではなくても、春先はクラス替えや配置転換、新しい土地への引っ越しなどが多い季節。そういった新しい環境にうまく適応できずに、5月の連休を過ぎたあたりから「学校や会社に行きたくない」「疲れやすい、だるい」「授業や仕事に集中できない」などの症状が出てきたりするのも五月病と言われることがあります。


中医学から見る五月病のタイプと養生法

1、気虚



気が不足している状態です。五月病にもっともよく見られるタイプです。


精神的には、意欲が湧いてこない、気持ちが落ち込むといった症状が出やすいです。
からだの症状では、疲れやすい、だるい、途中で目が覚めやすい、食欲が出ない、お腹の調子が悪いなどが起こりやすいです。

このタイプの方は、性格が控えめで自分の主張をしづらく、環境の変化にも弱いです。
身体が冷えている方が多いので、生姜やシナモンなど温める食材を食べましょう。また、睡眠をよく取り、ヨガやウォーキングなど軽めの運動がおすすめです。


2、気滞



気の流れが滞っている状態です。日頃からストレスが溜まっている方によく見られます。


精神的には、気の焦りや不安感といった症状が出やすいです。
からだの症状では、お腹や胸が張って苦しい、眠りにつきにくい、ガスやげっぷが出やすい、喉が詰まる、肩こりがひどい、生理前に情緒不安定になる、などがあります。

このタイプの方は、几帳面でがんばり過ぎてオーバーワーク気味な方が多いです。
ゆったりと深呼吸をして、のんびりぶらぶらと散歩をしたり、読書や音楽鑑賞などリラックスできる時間を持つことが大事です。また、香りのよい食材を食べたり、アロマの匂いを嗅ぐなどもおすすめです。




どちらのタイプも五月病になりやすい方は、一人で辛さを抱え込んでしまうことが多いです。「五月病かも・・・」と思い当たる方は、できるだけ一人で悩まずに周りの人に協力を求めるようになさってみてください。当店でも、じっくりと丁寧にお悩みをお伺いしています。また、必要でしたら体質に合った漢方もお選びいたしますので、どうぞお気軽にご相談ください。

ブログトップへ戻る