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2019.04.22

ホルモンバランスの乱れによる不調に「補血」ケア

カテゴリ:漢方

今日も、ポカポカ陽気で暖かい横浜です。最近は、ウグイスの美しい声が響いていて、春の深まりを感じます。

春になって、ホルモンバランスの乱れからさまざまな症状が出ている方が多くご相談に来られています。今日は、その「女性ホルモン」について書いていきたいと思います。



「女性ホルモン」とは?


生涯で分泌される女性ホルモンの量は、「ティースプーン1杯分」と言われています。このわずかな量の女性ホルモンが、女性のこころやからだをコントロールしています。生理や妊娠・出産に加えて、美しさや若々しさに関わっていると考えられています。女性ホルモンは、2種類のホルモンから出来ています。

エストロゲン(卵胞ホルモン)の働き~女性の体を作るホルモン~

・肌のうるおいを保つ
・髪の毛をツヤツヤにする
・気持ちを明るく前向きにする
・骨密度を保つ
・代謝を促進し、肥満を予防する
・善玉コレステロールを増やし、悪玉コレステロールを減らす。


プロゲステロン(黄体ホルモン)の働き~妊娠などに関わるホルモン~

・子宮内膜、子宮筋の働きを調節する
・乳腺を発達させる
・体内の水分量を調節する
・利尿作用を持っている
・食欲を促進する
・眠気を感じさせる
・イライラやゆううつを感じさせる


女性のこころとからだは、ホルモンに左右されやすい

エストロゲンとプロゲステロンは、生理周期のリズムに合わせて分泌される量が変化します。エストロゲンの分泌量が最も多くなる排卵前後は比較的好調ですが、プロゲステロンの分泌量が多くなる生理前はさまざまな症状が現れやすくなります。生理痛がひどい、生理周期が不安定、イライラや落ち込みなどといったトラブルは、ホルモンバランスの乱れが原因になっていることも考えられます。

ホルモンバランスの乱れによる不調に「補血」ケア

中医学には、「気・血・津液(水)」という考え方があり、これらのバランスが崩れると、体調も悪くなると考えられています。その「気・血・津液(水)」の中でも、ホルモンバランスの乱れと関係が深いのが「血」です。

「血」には、ホルモン分泌を調節したり、からだを潤したり、すみずみまで栄養や酸素を運んだり、気持ちを落ち着かせたりする働きがあります。その血が不足している状態を「血虚(けっきょ)」といいます。血虚になると、冷え性や疲労倦怠感、生理痛や生理不順などのトラブル、肌や目の乾燥、抜け毛、不安感や気分が落ち込むなどの精神症状が現れます。特に、春は血を消耗しやすく、症状が強く出やすいです。



漢方で、血虚を改善するには、当帰(とうき)、阿膠(あきょう)、地黄(じおう)、芍薬(しゃくやく)などの「補血」作用のある生薬が入った漢方薬がおすすめです。特に「婦人宝」は補血作用に優れていて、女性ホルモンの乱れによって起こるさまざまな症状に対してアプローチして、血虚を改善してくれます。もし、ホルモンの乱れからくる症状にお悩みでしたら、お気軽に当店までご相談ください。「婦人宝」の試飲も行っています。

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