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2019.12.19

中高生の生理痛と漢方 その2

カテゴリ:漢方

今年もあと2週間を切りましたね。例年に比べると暖かい12月ですが、風邪やインフルエンザがとても流行っているようです。体調を崩されないよう、どうぞお気をつけてくださいね。



さて今日は、前回の「中高生の生理痛と漢方」の続きを書いていきたいと思います。


中高生の生理痛と漢方

前回は、気が巡らなくて起こる「気滞血瘀(きたいけつお)」の生理痛でしたが、今回は気や血が足りなくて起こる「気血両虚(きけつりょうきょ)」の生理痛です。
病院などで生理痛の漢方をもらって飲んでいても改善しない場合は、証(体質)と逆の漢方を飲んでいる可能性があります。その場合は、生理痛が悪化することもありますので、注意が必要です。


「気血両虚(きけつりょうきょ)」




『性格』

血の気が無く、元気がない。
不安感があり、くよくよと悩みやすい。
口数が少なく、声が小さい。
すぐに疲れてしまう。

『症状』

生理中から生理が終わった後にかけて、下腹部がしくしくと痛む。
下腹部を押すと痛みがやわらぐ(喜按)。

『生理の状態』

色は薄い赤。
希薄でさらさらとしている。

『舌の状態』

色は薄いピンク。
形は、やせていて薄いか、ぼってりしていて縁に歯形があることも多い。

『治法』

益気補血止痛(気と血を補い、痛みを止める)

『漢方薬』

帰脾湯、婦人宝 など

「気血虚弱」の方は、もともと身体が弱い方が多いので、過労や激しい運動は禁物です。
特に気を付けたいのは、睡眠不足です。
ほかの人よりも体力の回復に時間がかかるので、テスト前でも深夜遅くまで勉強をするのはなるべく避けて、十分な睡眠とって体力を落とさないように心がけましょう。



2回にわたって「中高生の生理痛と漢方」についてみてきました。今回は、中高生の生理痛で多く見られる「気滞血瘀(きたいけつお)」と「気血両虚(きけつりょうきょ)」の生理痛について取り上げましたが、この他の原因による生理痛もあります。

生理痛は、ご本人はもちろん、傍で見られているお母さまも大変ご心配かと思います。おひとりで不安でしたら、ぜひお母さまとご一緒にお越しください。当店では、丁寧なカウンセリングのもと、その痛みがどこから来ているのか原因を探り、おひとりおひとりに合った漢方や養生法をお伝えしています。体質に合った漢方の服用で生理痛は改善していくことが多いですので、どうぞお気軽にご相談ください。

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