働く世代やHSPの漢方相談|横浜の漢方カウンセリング「がじゅまる」

twitter instagram
045-567-8760

ブログブログ

2024.08.02

HSPのお悩み:夏はお腹の調子を崩しやすい

カテゴリ:HSP

8月になっても猛暑の勢いがまだまだ衰える気配がありませんね。今年は梅雨の時期が短く暑くなるのも早かったので、本当に体にこたえますね。引き続き暑さ対策を万全にして、どうぞお身体お大事になさってください。



今日は『HSPのお悩み:夏はお腹の調子を崩しやすい』について書いていきたいと思います。


HSPのお悩み:夏はお腹の調子を崩しやすい

夏は、お腹の冷えから下痢になりやすい

冷房のよく効いた部屋に長時間いたり、かき氷やアイスなど冷たい物を摂りすぎたり、扇風機の風をお腹に当てて寝てしまったりと、夏は暑さ対策をしすぎて逆に体を冷やしてしまい、下痢になってしまうことが多いです。

もともと胃腸の弱い「脾虚(ひきょ)」の人は、夏はいつも以上にお腹が冷えてしまい胃腸の不調を感じやすくなります。「脾(胃腸)」は、食べ物を消化吸収して、「気」や「血」を生む大切な臓器です。下痢が続くと、気力が衰えて夏バテにもつながり、トイレの不安など精神面にも影響してしまいます。お腹の働きがよくなると、食べ物の消化吸収もよくなり、体内の気血も充実して、元気を取り戻すことが出来ます。



HSPは、胃腸が弱い「脾虚」の方が多く、夏場は冷えから下痢をしやすいので、特にお腹をはじめ体を冷やさないように気をつけましょう。お腹を守るセルフケアを下記に載せましたので、参考になさってください。


1、お腹を温めて下痢を止める「梅醤番茶(うめしょうばんちゃ)」

昔ながらのおばあちゃんのお手当て「梅醤番茶」。下痢の特効薬としても用いられ、お腹を温めてくれます。湯のみに梅干し一粒とおろししょうがを入れ、醤油を1、2滴たらし、その上に温かい番茶を注いで完成です。できれば、番茶は刺激の強いカフェインやタンニンを含まない「三年番茶」がHSPにおすすめです。




2、冷えからの腹痛には「山椒」をひとふり

土用の丑の日にはうなぎを食べますが、うなぎ料理につきものの「山椒」は漢方薬の生薬のひとつで、体を非常に温めて冷えによる激しい腹痛に効果があります。冷たいものを食べて嘔吐や食欲不振、下痢になった場合にもよいです。うなぎだけではなく冷奴やおひたしなど、さまざまな料理にひとふりしてみましょう。




3、体の元気の源「関元」を温めよう

「元気の関所」と書く「関元」というツボは、夏バテによる下痢の時におすすめのツボです。冷たいものの食べすぎ・飲みすぎで胃腸の調子が悪くなった時に押しましょう。慢性的に下痢になりやすい方は「関元」をはじめとした下腹部をカイロで温めたり、日ごろからお灸をすえるとより効果があります。

「関元(かんげん)」:おへそより指4本分下



お腹の調子を整える漢方薬については色々とありますが、特に「下痢」におすすめの漢方薬は以下の3つです。

「人参湯(にんじんとう)」 体が冷えていて、よく下痢をする方に。
「参苓白朮散(じんりょうびゃくじゅつさん)」 食欲がなくて、食べると下痢をする方に。
「藿香正気散(かっこうしょうきさん)」 冷房のあたりすぎや冷たい飲食物のとり過ぎで下痢をする方に。

当店では、体質や症状に合わせてあなたにぴったりの漢方薬をお選びいたしますので、お腹の調子を整えたい方はどうぞお気軽にお問い合わせください。


◇こちらの記事もおすすめです◇
夏はちょこっと昼寝でパワーチャージ!

ブログトップへ戻る