今日から11月になりました。11月といえば、秋が深まりそろそろ冬の足音も聞こえる時期ですが、今年は夏日になる日もありそうで、何だか気候が変ですね。寒暖差が激しくなっていますので、どうぞ体調管理にお気を付けくださいね。
今日は、「『葛根湯』の飲み方のコツと注意点」について書いていきたいと思います。
風邪の漢方というと日本では『葛根湯』がとても有名ですが、「風邪をひいて葛根湯を飲んだけど効かなかった」「逆に、風邪が長引いてしまった」という方がいらっしゃいます。
そして、『葛根湯を飲むと体がだるくなる』『葛根湯を飲むと動悸がしてしまう』という方も中にはいらっしゃいます。
実は、葛根湯の飲み方にはコツがあり、それを逃すと効かなくなります。
また、HSPや虚弱体質の方には向かない生薬が入っているので注意が必要です。
『時期』
葛根湯は、風邪のごく初期に使う漢方です。風邪をひいて2、3日たってからでは遅く悪化してしまうこともあります。
長引いたりこじらせた風邪にも合いません。
効果がないと思ったら中止し効果を感じても2日程度でやめましょう。
『症状』
葛根湯は、ゾクゾクした寒気の時に飲むのがポイント!
・体が熱っぽい
この症状の時は体に熱を持っているので、体を温める葛根湯を飲むと悪化します。この症状の時は『銀翹散(ぎんぎょうさん)』という漢方がおすすめ!
・胃腸が弱い人
葛根湯は、胃腸が弱くなくて疲労感のない人に使う風邪の漢方です。
葛根湯は「気」を消耗しやすく、日ごろ疲れやすい方が飲むと体がだるくなってしまうこともあります。
そういう方には『参蘇飲(じんそいん)』という漢方がおすすめ!
HSPで薬に敏感な方や虚弱体質な方は葛根湯をのむと、この『麻黄』に反応し動悸をしてしまう方もいます。
副作用が出たら体に合っていないのですぐに中止しましょう。
『葛根湯』に限らないのですが、漢方はひとりひとり体質に応じた使い分けが大事になってきます。
とくに風邪はひきはじめが肝心!
飲む漢方を間違えると長引いてしまうこともありますので注意しましょう。
◇こちらの記事もおすすめです◇
漢方の抗ウイルス薬『板藍根』について
今日は、「『葛根湯』の飲み方のコツと注意点」について書いていきたいと思います。
『葛根湯』の飲み方のコツと注意点
今年は季節外れのインフルエンザが流行しています。また、秋になって空気が乾燥してきたので、風邪にかかる人も増えてきました。風邪の漢方というと日本では『葛根湯』がとても有名ですが、「風邪をひいて葛根湯を飲んだけど効かなかった」「逆に、風邪が長引いてしまった」という方がいらっしゃいます。
そして、『葛根湯を飲むと体がだるくなる』『葛根湯を飲むと動悸がしてしまう』という方も中にはいらっしゃいます。
実は、葛根湯の飲み方にはコツがあり、それを逃すと効かなくなります。
また、HSPや虚弱体質の方には向かない生薬が入っているので注意が必要です。
葛根湯の飲み方のコツ
『時期』
・風邪のごく引き始め(半日~1日)
葛根湯は、風邪のごく初期に使う漢方です。風邪をひいて2、3日たってからでは遅く悪化してしまうこともあります。
長引いたりこじらせた風邪にも合いません。
効果がないと思ったら中止し効果を感じても2日程度でやめましょう。
『症状』
・寒気がして汗が出ていない
・首筋と肩あたりにこわばりがある
葛根湯は、ゾクゾクした寒気の時に飲むのがポイント!
葛根湯が合わない風邪
・体が熱っぽい
・のどがイガイガする、のどが痛い
・鼻水がつまっていて黄色い
この症状の時は体に熱を持っているので、体を温める葛根湯を飲むと悪化します。この症状の時は『銀翹散(ぎんぎょうさん)』という漢方がおすすめ!
葛根湯が合わない人
・胃腸が弱い人
・疲労感の強い人
葛根湯は、胃腸が弱くなくて疲労感のない人に使う風邪の漢方です。
葛根湯は「気」を消耗しやすく、日ごろ疲れやすい方が飲むと体がだるくなってしまうこともあります。
そういう方には『参蘇飲(じんそいん)』という漢方がおすすめ!
葛根湯で動悸がする場合
『葛根湯』の中に含まれている麻黄はドーピングの禁止成分に指定されています。HSPで薬に敏感な方や虚弱体質な方は葛根湯をのむと、この『麻黄』に反応し動悸をしてしまう方もいます。
副作用が出たら体に合っていないのですぐに中止しましょう。
『葛根湯』に限らないのですが、漢方はひとりひとり体質に応じた使い分けが大事になってきます。
とくに風邪はひきはじめが肝心!
飲む漢方を間違えると長引いてしまうこともありますので注意しましょう。
◇こちらの記事もおすすめです◇
漢方の抗ウイルス薬『板藍根』について