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2020.09.24

秋を健やかに過ごす養生法

カテゴリ:養生法

「HSPのための漢方生活」の本が出版され、HSPの方のお問い合わせが増えてきました。また、テレビでも先週は「ワイドナショー」でHSPの特集が組まれたり、芸能人の方が「自分もHSPだ」と公言される方が出てきて、世の中の認知度が高くなってきたようにひしひしと感じます。HSPへの正しい理解が広がっていくことを願っています。


秋の養生 栗


さて、今日は「秋を健やかに過ごす養生法」について書いていきたいと思います。

連日の猛暑が嘘のように、最近はめっきり涼しくなり秋風を感じるようになりました。こんな時に少し油断をして風邪をひいてしまうという方も意外に多いです。秋は、来る冬を迎えるための準備期間でもあります。しっかりと養生することで夏に消耗した元気を取り戻し、季節の変わり目を迎えても健やかに過ごせるように体調を整えましょう。





秋を健やかに過ごす養生法


1、急に厚着をしない

寒くなったからといってすぐに厚着をするのは、体にとってあまりよくありません。少しずつ服を重ねていき、気温が下がっていく季節に慣れるようにしましょう。ただし、冷え性や虚弱体質の方は体を冷やすことはよくありませんので、無理しないでくださいね。

2、激しい運動は避ける

激しい運動で、エネルギーの消費や発散を強めることは自然に逆行することになり、来るべき冬に向けて健康を維持しにくくなります。ウォーキングやヨガなど、体に無理のない運動をして気の巡りをよくしましょう。

3、眠りすぎない

長く眠ることで、秋と関係の深い肺の気が弱まると言われています。肺(呼吸器)が弱っている人は、体を休ませすぎると気の巡りがますます悪くなります。だからと言って睡眠不足なのもよくありません。早寝早起きを心がけましょう。

4、潤すものを食べる

秋は乾燥する季節です。体に潤いをもたらす落花生・じゃがいも・里芋・山芋・ごぼう・れんこん・ごま・もち米・うるち米・はちみつなどを取り入れましょう。その他、乳製品や豆腐など、適度に柔らかいものを食べることで、唾液の分泌が促され、体が潤います。果物は潤す効果とともに体を冷やす作用もあるので、あまりとりすぎないようにしましょう。

5、旬のものを食べる

旬のものには、その季節に必要なエネルギーがたっぷり詰まっています。秋から冬にかけて旬を迎えておいしくなるものには、栗やキノコ類、イモ類、チンゲン菜、ホウレン草などがあります。また、さんまやさけ(今年は高いですが…)、いわし、さばなども脂がのっておいしくなります。食べすぎはよくありませんが、旬のものをいただいてエネルギーをしっかり補給しましょう。

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