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2020.01.11

風邪の後に残る咳に「竹葉石膏湯」

カテゴリ:漢方

今日は、冬らしい寒い一日の横浜でした。年末年始のお疲れが出る頃かと思いますので、どうぞお身体ご自愛ください。



さて今日は、風邪の後に残る咳に効果がある「竹葉石膏湯」についてみていきたいと思います。


風邪の後に、いつまでも残るしつこい咳に「竹葉石膏湯」

年末年始にかけて、風邪やインフルエンザがとても流行っています。発熱した後、快復に向かう方が多いのですが、中にはいつまでも咳だけが残り続けている方がいらっしゃいます。原因は何でしょうか?

それは、体の奥に残っているが考えられます。熱が下がって、風邪が良くなったように見えるときでも、体の中にはまだ熱がこもっている状態(内熱)であることが多いのです。なので、そのときに脂っこいものや辛い物を食べすぎたり、激しい運動をしたりすると、ますます熱が体内にこもり、風邪が悪化してしまうときがあります。

体内に残っている熱が体を潤す体液を減らすことにより、体の中は乾燥してきます。その結果、気管支が乾燥し、敏感になり、炎症を起こし、少しの刺激で咳が出やすくなってしまいます。





竹葉石膏湯とは?

竹葉石膏湯は、体液を増やし気管支を潤して、炎症を鎮め、風邪の後にいつまでも残るしつこい咳を鎮める漢方です。

咳は、大きく分けると、乾性の咳と湿性の咳の二つに分けることができます。

乾性の咳の特徴
1、顔を真っ赤にして激しくせき込む
2、痰の量は少なく、粘っこく切れにくい
3、のどが渇いたり、詰まったりなどの違和感がある


湿性の咳の特徴
1、痰はサラサラしていて無色、量が多い
2、鼻閉を伴うことが多い


竹葉石膏湯は、乾性の咳に効果があります。その他の特徴としては、疲労倦怠感、息切れ、のぼせなどの症状を伴うことがあります。体に潤いを与え、熱を冷ますので、軽い熱中症にも用いられます。

このように、竹葉石膏湯は、熱は下がったけれど咳だけが残り、体調が今一つ良くない症状に効果がある漢方です。長引く咳は体力を奪っていき、体調の快復にますます時間がかかります。小分けでも販売できますので、長引く咳でお困りの方は竹葉石膏湯をお試しください。


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