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2019.12.16

中高生の生理痛と漢方 その1

カテゴリ:漢方

今日の横浜は、晴れて気持ちのいい一日になりそうです。でも、明日からはお天気がぐずつくそうなので、今日の晴れを有効活用したいと思います。



さて、先月まで当店では「受験生応援企画」を実施していました。それに伴って、学生の方のご予約が増えてきました。様々なご相談をお受けしている中で、女子中高生の方のお悩みで特に多かったものが「生理痛」に関してでした。という訳で、今日から2回にわたって、「中高生の生理痛と漢方」ついて書いていきたいと思います。


中高生の生理痛と漢方

私自身、中学生から生理痛には悩まされてきました。
それゆえに、生理痛のあの辛さ・・・本当によく分かります。
そこで、生理痛に苦しんでいる中高生の皆さんに少しでも参考になればと、中医学から生理痛について書いていきたいと思います。

中医学では生理痛は「通経」や「経行腹痛」と言います。
原因には、気や血の滞りや冷えから来ているものなど、色々あります。
今回は、中高生の生理痛で多く見られる「気滞血瘀(きたいけつお)」について書いていきたいと思います。


「気滞血瘀(きたいけつお)」





『性格』

怒りっぽかったり、イライラしやすい。
その反面、落ち込みやすかったり、急に泣いてしまうことも。
几帳面だったり、神経質なところがある。
生理前に、情緒の変動が起きやすい。

『症状』

生理前から生理期の前半に下腹部が張り、強く痛む。
下腹部を押すと、痛みが増すので拒む(拒按)。
胸から脇にかけても張った痛みがある。
げっぷやおならが出やすかったり、肩こりがあることが多い。

『生理の状態』

経血は少なめ。
色は紫がかっており、暗く赤い。
血の塊が混じる。血の塊が下りれば痛みは和らぐ。

『舌の状態』

色は紫がかっており、暗く赤い。
舌に紫色の点やシミがある(瘀点や瘀斑)。

『治法』

理気化瘀止痛(血と気を巡らせ、痛みを止める)

『漢方薬』

芎帰調血飲第一加減、逍遙散 など(当店では、症状や体質から最適な漢方をお選びいたします)



「気滞血瘀(きたいけつお)」の方は、勉強や進路、友達や親との関係などで、ストレスを抱えていることが多いです。
精神的に抑うつ傾向があると、気が巡らなくなり、それから瘀血(血の塊)ができ、血行が阻害され、生理痛が発生してしまいます。
なので、なるべく気を楽にもち、ストレスを発散できることが大事です。
ダンスなど体を動かしたり、楽しく歌ったり笑ったり、緑の中をのんびりと散歩したり・・・自分に合ったストレス発散の方法を見つけることをおすすめします。

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