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2019.06.03

梅雨の養生法

カテゴリ:養生法

梅雨に向かって、湿度が高い日が増えてきた横浜です。街のそこかしこではあじさいの花がきれいに咲いていて、目を楽しませてくれています。週末は雨が続く予報なので、もしかすると今週にも梅雨入りするかもしれませんね。



さて今日は、「梅雨の養生法」について見ていきたいと思います。

梅雨どきは、体が重くなったり、食欲が低下したり、軟便や下痢気味になったり、頭痛やめまい、湿疹や水虫などの症状が起こりやすくなります。原因は、大気に含まれる湿気によるものが多いです。このような体に水分の停滞を引き起こすものを「湿邪」といいます。

湿邪の特徴

1、下半身に症状が出やすい


湿は重く下に向かう傾向があり、それによって下痢、足のむくみ、尿が濁る、おりものが増えるなど、下半身に症状が出やすいです。

2、治りにくく、再発しやすい


湿邪は、重濁粘滞の性質があり、ベタベタしていて一旦なると治りにくく、再発しやすいです。例えば、湿疹や水虫などです。


湿邪を取り除く食品

からだにたまった湿気を取り除くには、利尿効果があり、湿気を取る作用のある食品が効果的です。

はと麦、そば、あずき、白身魚、とうもろこし、冬瓜、きゅうり、そら豆、春雨、あさり、はまぐり、すもも、金針菜、みかんの皮





梅雨の不調は「脾虚」体質の方がなりやすい

梅雨どきに不調が出やすい方は、胃腸の消化吸収機能である「脾」が弱い、脾虚の方がなりやすいです。脾虚の方は、もともと胃腸があまり強くなく、余分な水がたまっています。そこへ梅雨が始まると、ますます余分な水がからだにたまりやすくなり、胃腸のトラブルやめまい、頭痛などの症状が起こりやすくなります。


脾虚の方におすすめの食品

胃腸の働きを高める食品や、足りない気を増やす食品、余分な水を取り除く食品が効果的です。


はと麦、かぼちゃ、やまいも、とうもろこし、栗、大豆、キャベツ、ニンジン、そら豆、牛肉、鶏肉、タイ、イワシ、アジ、シジミ





梅雨どきに気を付けること

湿気が多い梅雨の季節は、いつもより消化吸収が悪くなりやすいので、脂っこいものや甘いもの、おせんべい・もちなどを食べすぎないようにしましょう。みずみずしい果物も出てくる時期ですが、果物は水分と糖分を多く含みますので、控えめにしましょう。
また、日中の活動量が少ない生活を送っていると、脾(胃腸)のパワーは弱いままになります。雨で外へ出られなくても、ストレッチやヨガ、ラジオ体操など体を動かすことを心がけましょう。

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