今年もあと1週間で終わりですね。風邪やインフルエンザが流行っていますが、お元気にお過ごしでしょうか。

年末年始は、一年の疲れを癒してゆっくり過ごせるはずの時期ですが、実際には「休みなのに体調を崩してしまった」「年明けからなんとなく調子が悪い」と感じる人も少なくありません。

その背景には、年末年始ならではの生活環境や心身の変化があります。仕事や学校が冬休みやお正月休みに入り、一段落することで気が緩みやすくなる一方、行事や予定が増え、知らず知らずのうちに負担がかかっていることも多いのです。また、寒さや冷えといった季節的な要因も重なり、体調を崩しやすい条件がそろいやすい時期でもあります。

体調不良は突然起こるように感じられますが、実際には日々の小さな無理が積み重なった結果として現れることが多いです。年末年始はその「積み重ね」が表に出やすいタイミングとも言えるでしょう。

今日は、年末年始に体調を崩しやすい理由とともに、おすすめの漢方薬や健康食品についてもご紹介します。

年末年始に体調を崩しやすい理由とおすすめの漢方薬

その１、食べすぎ・飲みすぎ

クリスマスやお正月はごちそうが続き、つい食べ過ぎてしまいます。胃腸に負担がかかることで、胃もたれや疲れを感じやすくなります。

食べすぎ・飲みすぎにおすすめの漢方薬・健康食品

『香砂六君子湯(こうしゃりっくんしとう)』　日ごろから胃腸の調子が良くない方に。
『参楂神(さんざしん)』　食べすぎ・飲みすぎた時やおせちなど食べ慣れないものを食べた時に。

その２、冷えや寒さ

冬の冷えや寒さは、血行不良や免疫力の低下を招きます。肩こりや生理痛、風邪をひきやすくなる原因にもなります。

冷えや寒さにおすすめの漢方薬

『人参湯(にんじんとう)』　冷えるとすぐにお腹を壊してしまう方に。
『芎帰調血飲第一加減(きゅうきちょうけついんだいいちかげん)』　冷え症で貧血の傾向がある方、冷えると生理痛が酷くなる方に。

その３、疲労の蓄積

大掃除や帰省、行事続きで、知らないうちに体の疲れが溜まります。休んでいるつもりでも、実は疲れていることも少なくありません。

疲れにおすすめの漢方薬

『補中益気湯(ほちゅうえっきとう)』　体の疲れがたまっている方に。帰省の移動の疲れにも。
『帰脾湯(きひとう)』　体も心も両方疲れている方に。気を使いすぎて出る疲れにも。

その４、人混みや移動による影響

年末年始は外出や移動が増え、人混みに出る機会も多くなります。その分、風邪などの感染リスクも高まります。

風邪など感染予防におすすめの漢方薬・健康食品

『参蘇飲(じんそいん)』　風邪の症状が少しでも出た時に。胃腸が弱く「葛根湯」が合わない方にも。
『板藍根(ばんらんこん)』　風邪やインフルエンザ、コロナウイルスの予防に。

その５、気持ちの緊張やストレス

年末年始は忘年会や新年会、長い間会っていない親戚に会うなどで、気を使う場面が増えることも体調に影響します。

緊張やストレスにおすすめの漢方薬・健康食品

『五加神(ごかじん)』　ストレスを受けやすい方に。
『定悸飲(ていきいん)』　不安感や緊張感が強い方や動悸がしやすい方に。



年末年始を元気に過ごすためには、無理をせず、心と体を休める時間を大切にしたいですね。
ご紹介しましたおすすめの漢方薬や健康食品は一例ですので、詳しくお知りになりたい方はお気軽にお問い合わせください。


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