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2019.01.31

テレビの漢方特集を見て、疑問を感じたこと

カテゴリ:漢方

横浜では、本当に久しぶりの雨が降りました。
空気が乾燥してカラカラだったので、少しは恵みの雨になったでしょうか。
そして、今夜は雪が降る予報も出ています。
どうぞ暖かくしてお過ごしくださいね。


先日、テレビを見ていたら温活の特集をしていました。
その中で、漢方についても紹介されていたのですが、見ていると「これは、ちょっと・・・」と、疑問に感じることがありました。
それを今日はお伝えしたいと思います。

テレビの漢方特集を見て、疑問を感じたこと

その1、出演者で漢方を回し飲みしていた


その特集では、煎じ薬を専門にした漢方のお店に行って、タレントさんたちが体質に合った漢方を選んでもらっていました。
その中で、タレントさんたちが漢方を「普通のお茶(の味)です」「塩入れたらスープ」「おいしい~」と言って、みんなで回し飲みをする場面がありました。

番組では、終始「漢方=お茶のように美味しくて、気軽に飲めるもの」のようなイメージで紹介していました。
漢方は医薬品であり、その方の体質に合ったものでないと、副作用が出る場合があります。
決して健康茶のように気軽に飲めるものではないです。
番組を見ていて、視聴者に誤解を与えないか心配になりました。


その2、漢方が必要なさそうな芸人に飲ませていた


大きな声で怒る芸風の方が「いつもイライラしている」と言われて、その方のおすすめの漢方として「抑肝散」が紹介されていました。
その芸人の方も「ストレスで大きい声を出している訳ではない」と言っていましたが、おすすめされたので「抑肝散」をその場で飲まされていました。

抑肝散は、元々は小児のひきつけに対する処方です。
ですが、小児に限らず、大人の痙攣症状(チック、かんしゃく、筋肉の痙攣など)にも用いられています。
ストレスの発散ができず、神経が高ぶるタイプで、イライラ、怒りっぽい、眠りが浅いなどの精神的な症状にもよく使われます。
他には、頭痛、歯ぎしり、胸やへその動悸、興奮による手足のふるえ、ちょっとした物音にビクッとするなどの症状にも効果があります。

抑肝散は、上記のような症状に効く漢方です。
番組に出演していた芸人の方は、実際にイライラしたり、怒りっぽくて悩んでいる訳ではなく、大きな声を出して怒鳴るのはあくまで芸風のようで、この方には全く漢方が必要ないように感じました。
漢方は医薬品なので、何も症状が出ていない方がむやみに飲んでしまうと、逆に副作用で体調を崩すこともあります。



最近は、テレビで漢方の特集が組まれることも多く、たくさんの方に漢方を知ってもらえるのは嬉しいです。
しかし、この番組のように、「漢方=気軽に飲めるもの」といった誤解を与える番組が少なからずあり残念に思います。
そういった情報により、漢方を気軽に飲んで重大な副作用がでることもあります。
漢方に興味を持たれた方は、ぜひ専門家にきちんと見てもらってくださいね。
もちろん、当店ではお客様のお話をじっくりと丁寧にお聴きして、証(体質)を見極めて漢方をお選びしております。

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