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2022.05.09

未病~病気になる前に予防することが大事~

カテゴリ:養生法

今日5月9日は、5(こ)9(きゅう)で『呼吸の日』だそうです。呼吸は、自律神経の中では唯一自分でコントロールすることができるものです。緊張や不安、パニックの時は呼吸がはやく浅くなり、逆にリラックスしている時はゆっくりと深い呼吸になっています。気持ちを落ちつかせたい時は、吸う息よりも吐く息を長くし、できるだけゆっくりと深呼吸をしてみてくださいね。



今日は『未病~病気になる前に予防することが大事~』について書いていきたいと思います。


未病~病気になる前に予防することが大事~

未病とは?

漢字では「未だ病にあらず」と書くように、未病とは「病気が本格的に発症する前の状態」のこと。
イメージでいうと、「半分健康、半分病気」のような感じでしょうか。

●疲れがたまって身体がだるい・・・
●手足ばかりが冷えてツライ・・・
●肩こり、首こりがひどい・・・
●食欲があんまりない・・・
●憂鬱な気分の日が続く・・・


自覚はあるものの、このような症状で病院に行く方は少ないかもしれませんね。
また、病院に行って検査をしても異常なし、または不定愁訴と診断されることも多いです。
しかし、漢方ではこういった自覚症状を病気になる前のサイン「未病」の状態として重視します。

「なんとなく調子が悪いなぁ…」と、未病のうちに身体の変調に気づくことができれば、深刻な病気になる前に防ぐことが出来ます(中医学では「未病先防」といいます)。




「未病」の段階で予防しよう

病気が進行してからでは、病院にいってお医者さんに治療してもらうくらいしか出来ません。
そうではなく、病気になる前に自分で予防する・・・
これを毎日気をつけていたら、病気になる確率も低くなりますし、また病気になっても早い段階で気づくことが出来て、早期治療がのぞめます。

ここでは、その「病気になる前に予防すること」の例を挙げておきます。

1、規則的な生活リズム

寝るのが遅かったり早かったり、食事を食べたり食べなかったり、働きすぎたり休みすぎたり…
そういったバラバラな生活を過ごしたときに、体調を崩した経験はありませんか?
食事、睡眠、労働と休養に、ある程度の規則性があることが病気予防では大事なんですね。

 



2、ストレスをなるべくためない

ストレスは免疫力を下げ、逆に、笑うことは免疫力を高めてくれます。
なるべくストレスをためこまず、ストレスが起きても趣味などで発散して、愉快にハハハと笑える毎日を過ごすことが、病気の予防へとつながります。今日は「呼吸の日」と書きましたが、深呼吸することはストレスの解消につながりますのでおすすめです。



3、身体を鍛える

スポーツや運動をすることによって、血行が促進されて、関節の動きも滑らかになり、筋肉も増強され、病気になりにくい体質へと変わっていきます。
本格的なスポーツではなく、毎日の散歩や太極拳、ヨガといったことから始めてもいいですね。



と書いたところで、なかなか忙しい現代人には難しいことばかりかもしれませんね…。
でも、出来ることから一つずつ、それを少しずつ増やしていきながら、病気になりにくい身体を作っていきましょう。


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