働く世代やHSPの漢方相談|横浜の漢方カウンセリング「がじゅまる」

twitter instagram
045-567-8760

ブログブログ

2019.01.07

風邪の引き始めにいい食べ物

カテゴリ:養生法

今日から仕事始めの方も多いのではないでしょうか。
この時期、お正月ののんびりモードから平常モードに変わると、疲れから風邪をひかれる方が多くなってきます。

今日は、そんな「風邪の引き始めにいい食べ物」をピックアップしてみました。
よろしければ、ご参考になさってください。




風邪の引き始めにいい食べ物


しょうが


生姜(しょうきょう)の名前で、葛根湯、補中益気湯、六君子湯、帰脾湯、防已黄耆湯など多くの漢方薬に生薬として用いられています。
体を温める力が強いので、寒気を感じるときの初期の風邪に「しょうが湯」などをすぐに飲むと効果的です。
また、「嘔家の聖薬」と言われ、吐き気や胃のむかつきなどの症状があるときにも良いです。

葛(くず)


葛根湯の主薬で、生薬の葛根からでんぷんのみを取り出したものが「くず」です。
筋肉の緊張を取り除くため、首筋や肩こりを伴う悪寒の強い風邪に効果があります。

シナモン


桂皮(けいひ)の名前で、苓桂朮甘湯、八味地黄丸、十全大補湯、当帰四逆加呉茱萸生姜湯など多くの漢方薬に用いられています。
体を温めて血行を良くするので、よく寒くなると風邪をひきやすい人はシナモンティーを毎朝飲むと予防になります。

薄荷(はっか)


加味逍遙散、荊芥連翹湯、防風通聖散などの漢方薬に生薬として用いられています。
熱を冷ます効果があるので、頭痛やのどの腫れ、目の充血やイライラを伴う風邪に効果があります。

しそ


蘇葉(そよう)の名前で、参蘇飲、香蘇散、半夏厚朴湯などの漢方薬に生薬として用いられています。
発汗しながら冷えを取るので、風邪の初期で寒気や発熱がある時に良いです。
香りに薬効があり、嘔吐や悪心を伴う胃腸型の風邪にも効果があります。

にんにく


体を温める力が非常に強く、疲労回復や免疫力を上げる効果があります。
風邪やインフルエンザが流行する時期に常食すると予防になりますが、のぼせやほてりがある人は避けた方が良いです。

にら


五臓の「腎」の働きを高めてからだの内側から温めて活性化してくれるので、寒気がある風邪の初期に食べると効果的です。
ただし、胃腸が弱っている人や下痢をしやすい人は多食しないようにした方が良いです。

長ねぎ


昔から「風邪の時は、ねぎを首に巻いて寝ると良い」と言い伝えられているくらい、薬用野菜として用いられてきました。
特に、寒気をして汗をかかない初期の風邪に効果があり、体温を上げて発汗を促し、関節の痛みや頭痛などの風邪の諸症状を改善します。

大根


痰を取り除く効果があるので、痰や咳やのどの痛みのある風邪によいです。
大根のおろし汁にはちみつを加えたものを咳が出るときに飲むと効果的です。



いかがでしたか。どれも身近にある食べ物なので取り入れやすいと思います。
「ちょっと調子がおかしいな」と思ったら、上に書いた食べものをご参考に早めに対処なさってくださいね。

ブログトップへ戻る