働く世代やHSPの漢方相談|横浜の漢方カウンセリング「がじゅまる」

twitter instagram
045-567-8760

ブログブログ

2024.11.19

漢方的冬の過ごし方

カテゴリ:養生法

今日から一気に真冬の寒さが訪れた横浜です。皆さまのお住まいの地域はいかがでしょうか。今年は11月に入っても暖かい日が多かったですので、急な寒暖差は体にこたえますね。風邪やインフルエンザなども流行ってきていますので、どうぞご自愛くださいね。



さて、今日は『漢方的冬の過ごし方』について書いていきたいと思います。


漢方的冬の過ごし方

冬は腎の季節

冬は、五臓で言うと「腎」の季節です。
寒い冬は、腎臓や膀胱のトラブルが多くなり、冷えや下痢、むくみなどの症状が出やすいです。
また、腎は成長・発育・生殖にも関わっていて、腎が弱ると耳が遠くなる、 髪が抜けたり白髪が増える、 認知機能が低下する、歯や骨がもろくなる、足腰が弱るなどの症状も出やすくなります。




黒い食べ物と鍋物

「腎」と関係が深いものは、黒豆や黒米、きくらげ、黒ゴマ、昆布、わかめなど、黒い食べ物です。
これらの食べ物は、新陳代謝を活発にして、腎機能を高める働きがあります。
また、冬は体を冷やす生野菜や生ものはなるべく避けて、水炊き、しゃぶしゃぶ、湯豆腐など、あつあつの鍋で野菜をしっかり摂りましょう。




早寝遅起き

冬は寒さから身を守り、春に活動的に動けるようになるために、体力を蓄えておく時期です。
動物は冬眠をしますが、人間もぐっすりとよく眠ることが大事です。
日の出の時間が遅くなりますので、普段より冬は遅く起きても構いませんが、早く寝るようにしましょう。




3つの首を温める

冬の養生で一番大切なことは、体を冷やさないことです。
腹巻きやマフラー、レッグウォーマーをして、特に首と名前がつくところ(首、手首、足首)やお腹を冷やさないようにしましょう。
また、お腹や背中にカイロを張ったり、生理痛や冷え症でお悩みの方は三陰交(さんいんこう)のツボにお灸をするのもおすすめです。




適度に体を動かす

動くことが少ないと、血行が悪くなりますます体が冷えてきます。
朝起きた時や就寝前に、足を伸ばす、足首を回すなど、軽いストレッチやヨガを行うのがおすすめです。
体の緊張がほぐれて、睡眠の質も上がることも期待できます。
少し寒さが緩んだ日には、外へ出て軽くウォーキングなど運動をして基礎体力をつけて冷えを予防しましょう。




◇こちらの記事もおすすめです◇
冷え症の4つのタイプと養生法

ブログトップへ戻る