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2019.11.14

不眠のタイプとおすすめ食べ物

カテゴリ:養生法

今日の横浜は日中は23℃の予報ですが、夕方から夜にかけて北風が吹いてぐっと寒くなるそうです。気温の大きな変化で体調を崩しやすい季節です。どうぞ服装で調節して健やかにお過ごしください。



今日は、「不眠」について中医学的に見ていきたいと思います。
眠れない状態が続くと、体が疲れ、心も不安定になり・・・と悪循環に陥ってしまいます。逆に、ぐっすり眠れると、体力がつき、精神も安定してきます。
不眠には、さまざまなタイプがあります。タイプ別の説明とおすすめの食べ物を挙げましたので、どうぞご参考になさってください。


不眠のタイプとおすすめの食べ物


タイプ1 神経が高ぶって眠れない

ストレスがたまっていて、精神的な緊張が続いていて眠れない方は、五臓で言う「肝」の働きが過剰になっています。

(おすすめの食べ物)
香りのある食材は、気の巡りを良くし「肝」の働きを良くする効果があります。シソや春菊、クレソン、シナモン、ミント、かんきつ類など、香りのよい食材を積極的にとりましょう。




タイプ2 疲れているのに眠れない

心身ともに疲れすぎていて、眠れない。また、眠れるが眠りが浅く、すぐに目が覚めてしまう。このような方は、からだの血や水が不足し、精神の興奮を抑えることができなくなっています。

(おすすめの食べ物)
身体に余分な熱がたまりやすいタイプなので、熱を冷ますトマト、ナス、キュウリなどの夏野菜や、スイカや梨、アサリやワカメ、豆腐などを取り入れて。余分な熱のもとになる油っこい料理や辛い料理、お酒は控えめに。




タイプ3 くよくよと思い悩んだり、ビクビクして眠れない

脂っこいもの・辛いもの・しつこい味のものなどが好きで食生活が偏ったり、過度の飲酒などによって痰が溜まり熱を生むと「痰熱」となって心がかき乱されて、くよくよと思い悩んだり、ビクビクして眠れなくなります。

(おすすめの食べ物)
味付けの濃い食べ物や、アルコールや冷たい飲み物の飲みすぎは、痰を生みやすいです。薄味の食事をメインにして、食べ過ぎや飲みすぎに注意し、特に夕食は少なめにましょう。玄米、雑穀、たけのこ、こんにゃく、牛蒡、海藻などの食物繊維が多いものがおすすめです。




タイプ4 眠りが浅く、夢をよく見やすい

このような方は「心脾両虚」といって、日中は眠くて仕方がなく、食欲不振や疲れやすい方が多いです。眠りが浅くて、夢をよく見やすいです。

(おすすめの食べ物)
血が不足していると、眠れなくなります。プルーンやレーズン、ブルーベリー、なつめ、クコの実などのドライフルーツ、ほうれん草、人参などの緑黄色野菜、レバー、黒豆、ひじき、黒ごまなど、色の濃い食べ物は血を増やすので意識的に食べましょう。





不眠でお悩みの方が年々増えています。
漢方では、まず体に必要なものが足りてないのか、逆に、不必要なものが余っているのかをみていきます。
不眠もこの法則にのっとって、足りていなければ補う漢方薬を、余っているなら取る漢方薬を選んでいきます。
当店ではじっくりと丁寧にカウンセリングさせていただきますので、不眠でお悩みの方はお気軽にご相談くださいね。

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