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2019.01.28

食べ慣れないものを食べると、胃腸の調子を崩してしまう方

今日は、風がとても強く、気温は少しだけ上がった横浜です。
引き続き、インフルエンザが流行っていますのでご注意くださいね。

今月は、年末年始で体調を崩した方がよくご来店されています。
ある方は、年末から年始にかけておせちなど普段食べ慣れないものを食べる機会が多くて、胃腸の調子を悪くしてしまったとのご相談でした。




 

普段は薄味で野菜を中心とした料理が多く、量もあまり食べない方でしたが、気を遣う性格なのでせっかく作ってもらったおせちを食べないといけないと思い、たくさん食べたとのことでした。
おせちは普段食べているものよりも味付けが濃かったので、食べた後は胃もたれ気味だったとのことです。
また、年明けから痰がとても気になるとのことでした。

舌を拝見すると、びっしりと濃く白い苔がついていました。
そういう方には、まず「加味平胃散」が思い浮かびます。

加味平胃散は、今月(1月)のおすすめ漢方で書きましたが、胃腸の働きが落ちて食べ物が消化されない「食滞」を取り除く漢方薬です。
ただし、どちらかと言うと普段は胃腸機能は悪くない方向けの漢方です。
例えば、食べすぎ飲みすぎをして、胃腸の働きが低下した方に合うことが多いです。

しかし、ご相談者は普段から脾虚(胃腸虚弱)の傾向があるので、「加味平胃散」は合わないと思いました。
そこで、「香砂六君子湯」が浮かびました。

「香砂六君子湯」

胃腸の機能を高め、消化管の余分な水分を除く「六君子湯」に、香附子・縮砂・藿香の3つの生薬を加えた漢方薬です。
この3つの生薬は、香りが良く、気の巡りを改善し、消化管の余分な水分を除く働きがあります。
香砂六君子湯は、六君子湯と比べ余分な水分を除く働き(燥性)だけでなく、身体を温める働き(温性)も強化されています。
また、お腹にガスがたまったり、そのために軽い腹痛が起こったり、気分が沈む、気分が塞がる、意気消沈するといった精神状態な方にもよいです。


普段からからだが冷えて軟便気味なこの方には、「加味平胃散」よりも「香砂六君子湯」の方が合うと思い、おすすめしました。
また、この方は気を遣いすぎる傾向もあるので、気分の塞がりを開く作用のある「香砂六君子湯」はピッタリかと思いました。

2週間程度服用されて、ご来店された時には「食べても胃もたれをしなくなった」と喜ばれました。
軟便気味だったのも、少しずつ改善されてきたとのことでした。
顔の表情も明るくなっていたので、気の巡りも良くなってきたのかなと思いました。

しかし、まだ朝起きてから痰が気になるとのことと、舌には白い苔が残っているところがありました。
そこで、朝・昼は「香砂六君子湯」、夜は「半夏厚朴湯」に替えていただいて様子を見ました。

半夏厚朴湯は、本来はのどに何かひっかかっているような感じで咳払いしてもそれが取れない「梅核気」に効果があります。
しかし、痰を下に引き下ろしたり、気の流れを改善する漢方薬なので、この方にも合っていると思い選びました。

そうして、1週間経った頃には、舌もうっすらとした苔があるくらいになり、正常に戻りました。
「痰もほとんど気にならなくなって楽です」とのことでした。

 



 

普段から胃腸があまり強くない脾虚の方は、食べ慣れないものを食べたり、味の濃いものをたくさん食べたりすると、胃腸の調子を崩してしまうことが多いです。
なるべく胃腸に負担を掛けない生活が大切ですが、外食など避けられない時は漢方を飲んで胃腸を守るのもおすすめです。



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