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2018.12.25

帰省で体調を崩す方に、漢方がおすすめ

カテゴリ:漢方

今日はクリスマスですが、いかがお過ごしですか。
クリスマスが終わると、故郷に帰省される方も多いのではないでしょうか。

帰省をした後に、なかなか疲れが取れないという方がいらっしゃいます。
また、風邪をひいてしまって体調がなかなか戻らないという方も多いです。
今日は、そんな方の体質を見ていきたいと思います。

「気=エネルギー」が少ないと、体調を崩しやすい

帰省は、電車や飛行機、車での長距離の移動でとても体力を使います。
元々、体力がある方は持ち前の元気で帰省も乗り切ることができますが、体力が少ない方は「気=体のエネルギー」が少ないため、ぐったり疲れてしまいます。
このような気が足らない体質を、気虚(ききょ)といいます。

また、中医学で「気」は、ウイルスなど外敵から体を守る働きがあります。
帰省で気を使ってしまうと、体を守る力が弱くなり容易に外敵に侵入され、風邪をひいてしまいます。
そして、帰省で疲れがたまって気を消耗しているため、風邪を引いてしまうとなかなか治りにくいです。

また、気虚の人は、胃腸の弱い方が多いです。
帰省中はご馳走やおせちなど、普段食べない料理を食べる機会が多いですが、気虚で胃腸の弱い方は、食べ物を消化しきれず、またそれが体の負担になってしまいます。

HSPも、帰省で体調を崩しやすい

それから、これは体質ではなく気質にあたりますが、HSPの方も帰省で体調を崩しやすいです。
HSPとは、「highly Sensitive Person」の略で、音や明るさ、においといった様々な感覚を非常に敏感にとらえる気質の方で、全体の15%~20%いると言われています。

HSPの方は、感覚や刺激に敏感なため、人混みや騒音に気分が悪くなったり、急な予定変更に動揺しやすいです。
また、乗り物が苦手な方も多いです。
帰省では、Uターンラッシュで混雑に遭遇したり、急なスケジュールの変更で不安になったりすることがあります。
そのため、帰省が終わると疲れがどっと出て体調を崩すことが多いです。

気虚やHSPにおすすめの漢方

このように気虚やHSPの方には、「玉屏風散」などの気を補う漢方をおすすめします。
帰省する何日か前から飲んでおくと、疲れにくくなり風邪予防にもなります。
また、乗り物が苦手な方には、「定悸飲」などの気を下げて動揺を抑える漢方もおすすめです。

今日は、帰省の話に絞りましたが、旅行や出張の後に体調を崩す場合も同じです。
私ごとですが、旅行中にお腹を壊したり体調を崩すことが多かったのですが、漢方を飲んでなりにくくなりました。
漢方は体力に自信がない方や胃腸の弱い方、そして、HSPの方にとても相性がよいので、ぜひおすすめします。

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