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2019.09.16

中医学タイプ別「大人のニキビ」

カテゴリ:養生法

連休の最終日ですが、いかがお過ごしですか。横浜はあいにくの雨ですが、猛暑はもう過ぎ去ったようでクーラーがなくても過ごせるようになってきました。



さて今日は、お肌のトラブルで多い「大人のニキビ」について、中医学から見ていきたいと思います。

大人のニキビは、ストレスやホルモンバランスなどが深くかかわっています。年齢とともに新陳代謝も低下していくので、肌の再生スピードも遅くなり、なかなかニキビが治らなかったり、跡が残ってしまったりします。したがって、ニキビの部分に塗り薬を塗るだけでは治らないことが多いです。

そこで、中医学では「ニキビができる根本的な原因は何なのか?」を探っていき、体質に合った漢方薬を服用して体質改善をはかり、ニキビを改善していきます。


中医学タイプ別「大人のニキビ」


1、赤いニキビタイプ

体内に熱がこもった「血熱」という体質と関係しています。
ニキビは、赤く盛り上がっていて、口の周りや鼻に多くできます。
血熱は、食生活やストレスが原因のことが多く、ほてりやのぼせも伴うことが多いです。


2、白いニキビタイプ

栄養や血液が不足していている「気血両虚」、もしくは胃腸の状態が悪く、湿がたまっている「脾虚痰湿」いう体質と関係しています。
ニキビは、白くて盛り上がりがなく、口の周りに出来やすいです。
疲れやすい、顔色が悪い、食欲がない、軟便、やせ形もしくは水太りの人に多く見られます。


3、紫ニキビタイプ

血のめぐりが滞っている「瘀血(おけつ)」という体質と関係しています。
ニキビは、紫がかっていて芯があるような感じで、ほおやあご、背中に出来やすいです。
頭痛、肩こり、生理痛、経血にはレバーのような塊が見られるなどの特徴があります。




このほかにも、ニキビのできるタイプはあります。
どのタイプにも言えることは、まずは生活の不摂生(偏食、暴飲暴食、睡眠不足)を改善することがニキビを治す近道です。


赤いニキビができる方は、香辛料の効いたものや味が濃く脂っこい料理をよく食べていないでしょうか。
そういった料理は、体内に熱をこもらせ、ますますニキビを悪化させてしまいます。


白いニキビができる人は、睡眠不足や運動不足になっていませんか。
血を作るには睡眠がとても大切です。
また、運動不足も気や血がうまく巡らず、新陳代謝が悪くなり、ニキビになりやすくなってしまいます。


紫色のニキビができる方は、甘いものばかり食べていたり、からだが冷えていたりしませんか。
甘いものの食べ過ぎやからだの冷えは、血が滞って、ニキビのもとになります。


ニキビは、それぞれのタイプに合った漢方薬を服用するともに、生活習慣を改善する養生がとても大切になってきます。
漢方と養生の二本立てで、きれいなお肌を取り戻していきましょう。

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